あま市 七宝焼アートヴィレッジ
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〒497-0002
愛知県あま市七宝町
遠島十三割2000
TEL 052-443-7588
FAX 052-443-7122

資料解説 企画展「七宝作家 田村幸夫」展図録

田村幸夫(1933~2009)は遠島(あま市七宝町遠島)の田村七宝の三代目として活躍した七宝家で、日本工芸会所属の七宝作家として初期のころより活動していました。製品として七宝をつくる窯元が中心の遠島において、氏は、作家として名を売る数少ない七宝家でした。展示では工芸展に出品した作品を館蔵と田村七宝所蔵の品から紹介しました。(2017年刊)

 

資料解説 企画展「七宝に描かれためでたきものたち」展図録

七宝には、花や鳥以外にも吉祥を表す文様が描かれるものがたくさんあります。それは、龍や鳳凰といった代表的なものを始めとして、鶴や亀、変わったところでは蝙蝠(こうもり)といったところが、めでたいしるしとして使われてきました。七宝製品のように長い時間身近に飾っておくようなものだけに人は縁起のいいものを求めたのかもしれません。これらの文様の作品の数々を館蔵品や寄託品、京都の並河靖之七宝記念館、清水三年坂美術館、名古屋市博物館の所蔵品などを紹介しました。(2016年刊)

資料解説 企画展「技の軌跡 七宝職人の心意気」展図録

七宝の製作工程を理解していても、実際に作ってみると思っていた以上にいろいろな手間がかかることがわかります。なにげない部分に多くの手間を使って、仕上がりを際立たせることなどがあります。こうしたことは、作品を外から見ているだけでは決してわからないこともあります。この展示では、そうしたさりげない七宝職人たちの技の跡を示しました。尾張と京都の七宝の名品たちをコレクターの作品で紹介しました。(2016年刊)

資料解説 企画展「たくみの系譜 尾張七宝の真髄」展図録

尾張七宝の特色の一つに、作品本体に銘が入っていないものが多いということがあります。しかし、名工と呼ばれる人の作品には銘が入っているものがあります。この展示では、尾張七宝の作品の中から作者がはっきりわかっているものだけを選んで、人物の紹介と合わせて作品を紹介したものです。かつて尾張地方に咲き乱れた名工たちの作品を館蔵品や安藤七宝店、清水三年坂美術館の所蔵品などから出展しました。(2015年刊)

資料解説 企画展「尾張七宝 むかし・いま」展図録

この地域で七宝がつくられ始めて180年余、現在にいたるまで、さまざまな技法の変遷がありました。来館者の方々からは、古い名品もいいが、現代の作品も見てみたいというご意見をいただくことが多くあり、それに応えて館蔵品の中から明治期の作品と現代の作品を合わせて出展するとともに、昔の職人の写真と現代の職人の写真なども並べてみていただきました。(2014年刊)

資料解説 企画展「近代七宝のあけぼの 尾張七宝の諸相」展図録

明治期に入って七宝製作技法は、国内外の展覧会出展などを通して急速に発展していきます。ここ遠島(あま市七宝町遠島)からもたくさんの七宝窯元の手による作品が海外へと渡っていきました。また、箱書きを除いて、七宝本体に製作元の名が入っていないものがたくさんあります。こうした作品の中から尾張地方で作られたと思われる有名無名の作品たちを個人コレクターから借用して紹介しました。(2014年刊)

 

資料解説 企画展「七宝鑑賞のススメ」展図録

七宝作品を紹介するとき、細かい技の跡を強調することが多いですが、一口に七宝といっても様々な種類のものが存在します。ですから、七宝作品を鑑賞する際に、あらかじめその製作技法などを知ったうえで鑑賞したほうがそれぞれの作品の特長をとらえやすいはずです。そこで、七宝作品を技法や材質などで分類したうえで内容を解説した展示会です。出展したのは館蔵品と館への寄託品でした。(2013年刊)

 

資料解説 企画展「里帰りした尾張七宝の名品 村田コレクション」展図録

明治期の日本の七宝はほとんどが海外への輸出用としてつくられ、実際現在でも欧米各地に当時の日本の七宝がたくさん残されています。そんな作品が近年日本のコレクターの手によって里帰りすることが増えてきています。ここでは明治期に尾張で作られて海外に渡ったのちに里帰りした作品の数々を紹介しました。作品には優品が多かったこともありますが、新聞にも大きく取り上げられたこともあり、大変盛況な展覧会でした。(2012年刊)

資料解説 特別展「大きいのってスゴイ!小さいからスゴイ!」展図録

尾張七宝が京都や東京の七宝と比べて特徴的なものとして大型の七宝を得意としていたことが挙げられます。花瓶にしても高さ3尺(約90cm)などは普通で、5尺(約150cm)のものがよく作られ、皿も直径2尺から3尺(約60cm~90cm)のものがあります。一方、京都の帝室技芸員並河靖之は小型の七宝をよく作り国内外に知られていましたが、尾張でも小型で細密な七宝は得意とするところでした。ここでは大型の七宝と小型の七宝それぞれの特長を紹介して日本の七宝のすばらしさを知っていただくことを目的としました。館蔵品のほか、岐阜県美術館、清水三年坂美術館、名古屋市博物館や個人のコレクターのかたの所蔵品を出展しました。(2009年刊)

資料解説 特別展「明治の七宝 陶磁胎七宝」展図録

七宝は銅板などの金属をベースにして作るというのが通常の説明内容ですが、明治の前期までは陶磁器を素地としてつくられる七宝が数多くありました。これらの素地は同じ県内の瀬戸やその隣接地である美濃地域で作られたものです。明治初期には盛んにつくられて、各種博覧会にも出品されましたが、やがて急速に廃れてほとんど作られなくなりました。陶磁胎七宝の名品やその歴史を紹介しました。

出品作品は、愛知県陶磁資料館(当時)・瀬戸市美術館・名古屋市博物館のほか多くの個人コレクターの方々の所蔵品をお借りしました。(2009年刊)

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