2020年06月16日
林 小傳治(はやし こでんじ)は、地元遠島(あま市七宝町遠島)の代表的な七宝窯元です。四代目まで代々襲名しましたが、初代小傳治は、幕末に七宝焼を携えて横浜へ行き、初めて外国人に七宝焼を販売したというエピソードがあります。初代小傳治は国内外の博覧会に出品して多くの賞を得て、尾張を代表する七宝家として国内外に知られました。この展覧会では林小傳治家に残っていた窯元関係の資料や作品のほか、名古屋の安藤七宝店、京都の清水三年坂美術館が収蔵する林小傳治作品を展示しました。(2005年刊)