2020年06月11日
この資料集に収録された文書は、林小傳治家の4代目本名林庫吉氏が自身で七宝の歴史などを大学ノートにまとめた「七宝史資料」から抜粋したものです。最初に収録した「七宝焼の研究」は、大正13年にまとめられたもので、七宝焼の産地である地元の人が七宝焼の歴史を体系たてて初めてまとめたものといっていいものです。また、地元の古老からきいた話をまとめたものも入っており、先に出した資料集1が公的に提出した外向けの文章だったのに比べてこの資料集に含まれた文章は業界内部の人が自分用に作成したものです。