あま市 七宝焼アートヴィレッジ
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〒497-0002
愛知県あま市七宝町
遠島十三割2000
TEL 052-443-7588
FAX 052-443-7122

2020年06月

資料解説 企画展「近代七宝のあけぼの 尾張七宝の諸相」展図録

明治期に入って七宝製作技法は、国内外の展覧会出展などを通して急速に発展していきます。ここ遠島(あま市七宝町遠島)からもたくさんの七宝窯元の手による作品が海外へと渡っていきました。また、箱書きを除いて、七宝本体に製作元の名が入っていないものがたくさんあります。こうした作品の中から尾張地方で作られたと思われる有名無名の作品たちを個人コレクターから借用して紹介しました。(2014年刊)

 

資料解説 企画展「七宝鑑賞のススメ」展図録

七宝作品を紹介するとき、細かい技の跡を強調することが多いですが、一口に七宝といっても様々な種類のものが存在します。ですから、七宝作品を鑑賞する際に、あらかじめその製作技法などを知ったうえで鑑賞したほうがそれぞれの作品の特長をとらえやすいはずです。そこで、七宝作品を技法や材質などで分類したうえで内容を解説した展示会です。出展したのは館蔵品と館への寄託品でした。(2013年刊)

 

資料解説 企画展「里帰りした尾張七宝の名品 村田コレクション」展図録

明治期の日本の七宝はほとんどが海外への輸出用としてつくられ、実際現在でも欧米各地に当時の日本の七宝がたくさん残されています。そんな作品が近年日本のコレクターの手によって里帰りすることが増えてきています。ここでは明治期に尾張で作られて海外に渡ったのちに里帰りした作品の数々を紹介しました。作品には優品が多かったこともありますが、新聞にも大きく取り上げられたこともあり、大変盛況な展覧会でした。(2012年刊)

資料解説 特別展「大きいのってスゴイ!小さいからスゴイ!」展図録

尾張七宝が京都や東京の七宝と比べて特徴的なものとして大型の七宝を得意としていたことが挙げられます。花瓶にしても高さ3尺(約90cm)などは普通で、5尺(約150cm)のものがよく作られ、皿も直径2尺から3尺(約60cm~90cm)のものがあります。一方、京都の帝室技芸員並河靖之は小型の七宝をよく作り国内外に知られていましたが、尾張でも小型で細密な七宝は得意とするところでした。ここでは大型の七宝と小型の七宝それぞれの特長を紹介して日本の七宝のすばらしさを知っていただくことを目的としました。館蔵品のほか、岐阜県美術館、清水三年坂美術館、名古屋市博物館や個人のコレクターのかたの所蔵品を出展しました。(2009年刊)

資料解説 特別展「明治の七宝 陶磁胎七宝」展図録

七宝は銅板などの金属をベースにして作るというのが通常の説明内容ですが、明治の前期までは陶磁器を素地としてつくられる七宝が数多くありました。これらの素地は同じ県内の瀬戸やその隣接地である美濃地域で作られたものです。明治初期には盛んにつくられて、各種博覧会にも出品されましたが、やがて急速に廃れてほとんど作られなくなりました。陶磁胎七宝の名品やその歴史を紹介しました。

出品作品は、愛知県陶磁資料館(当時)・瀬戸市美術館・名古屋市博物館のほか多くの個人コレクターの方々の所蔵品をお借りしました。(2009年刊)

資料解説 企画展「花を愛でるー七宝のお花畑へようこそ」展図録

七宝にはもともと花の図柄を用いたものが多いですが、ここでは、中でも花の図柄をもつ名品たちを集めて紹介しました。金属線で丹念に縁取りされた花の文様などをみるとため息が出るような作品が集まりました。館蔵品に加えて京都の清水三年坂美術館、名古屋市博物館、安藤七宝店所蔵の作品がならびました。(2008年刊)

資料解説 企画展「尾張七宝のひみつ」図録

七宝焼について、もっとも基本的な材質とか構造について、典型的な例を並べて解説しました。出品作品は館蔵品と、地元の方の所蔵品を紹介しました。解説に合わせて、常設展示に出ていない珍しい作品を出展しました。(2007年刊)

資料解説 企画展「日本工芸会 西日本七宝作家作品展」図録

前出の東海支部七宝作家作品展と同じ考えのもと、(社)日本工芸会所属の七宝作家の中から富山・近畿・中国・四国・西部の各支部の正会員・準会員・研究会員の方たちの中からこの催しに参加していただけた20人から30点の作品を紹介しました。ここで参加いただいた七宝作家の方は東海支部と異なり、女性の割合が圧倒的に多いのが特徴といえます。現代作家さんのさまざまな作品を御覧いただきました。

資料解説 企画展「日本工芸会東海支部工芸作家七宝作品展」図録

(社)日本工芸会にはたくさんの七宝作家さんが所属していますが、その中で、地元の東海支部に所属している正会員・準会員・研究会員の方たちの作品を紹介するものです。東海支部の七宝作家の特長は、名古屋市やあま市に在住している人を中心に、七宝業を生業としている人の割合が多いことです。いわゆるプロの手による現代工芸作品を含めて御覧いただきました。(2007年刊)

資料解説 企画展「赤透~尾張七宝の赤い宝石」図録

赤透(あかすけ)は赤色の透明釉薬のことで、この釉薬を用いて作られた七宝作品に対しても使われる名称です。赤色の透明感のある光沢が宝石のルビーに似ていることもあり、外国人にも大きな人気がありました。この釉薬が発明されたのは明治の前期に名古屋の七宝家太田甚之栄のてによるものとされています。明治期から現在に至るまで、人気のあるこの赤透七宝の名品を館蔵品以外に京都の清水三年坂美術館、名古屋市博物館の所蔵品などとともに紹介しました。(2006年刊)

 

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